君色

頭が混乱しすぎて、もう何が何だかわからない。





あいつ、何かに悩んでたのかな…



そうだよね、きっと。



北斗は、辛いとき素直に誰かに甘えたり出来ない人だもん…



背負い込んじゃう人なんだもん…




あたし、わかってたのに…

この前バッタリ街で会った時…思いっきり無視しちゃった…。




あの時、あたしに何か言いたかったの?

何か、伝えたかったの?



ごめんなさい。

ごめんなさい…。



今度はちゃんと、話聞くから…



だから、どうか…無事でいて―――――…。


< 246 / 270 >

この作品をシェア

pagetop