君色
頭が混乱しすぎて、もう何が何だかわからない。
あいつ、何かに悩んでたのかな…
そうだよね、きっと。
北斗は、辛いとき素直に誰かに甘えたり出来ない人だもん…
背負い込んじゃう人なんだもん…
あたし、わかってたのに…
この前バッタリ街で会った時…思いっきり無視しちゃった…。
あの時、あたしに何か言いたかったの?
何か、伝えたかったの?
ごめんなさい。
ごめんなさい…。
今度はちゃんと、話聞くから…
だから、どうか…無事でいて―――――…。