君色
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「…ごめんね?純平君…」

「そっかぁ…そうきたか」


あたしは、この前の返事をする為に、近所の喫茶店で純平君とお茶をしていた。



「…なんか、幸せそうだね?」

「えへへっ」



先日の劇的な告白劇からあたしの顔はずっとこんな調子でにやけっぱなしだ。



「殴っていい!?なんかムカツク!その顔!」

「は!?いいわけないでしょ!?失礼ね!!」



純平君には悪いけど、今の所は、残念ながらコントロールがきかないみたい。



「でもさ、これからも普通に友達でいようよ?」



あたしが軽い気持ちでそう言うと


「なに?それは二股宣言?はたまたセフレになろうって言ってる?」


と、意味不明な回答を返してきた。




「はい!?なんでそうなるかな…」




ダメだ。


こいつとは頭の造りが違いすぎてもはや会話になんねぇ…。




「樹里ちゃん。男と女の間に友情は成立しないのだよ。覚えておきたまえ」

「なにそれぇー?純平君だけだよそんなの」



男女の友情はちゃんとあるもん!


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