君色


しかし今日我慢すれば明日から3連休。


たった3日だけだけど、この鬱陶しい日常から解放されると思うと自然に胸が踊った。




所が……



現実はそんなに甘いもんじゃなかった…。




『もしもし?北斗?』


休日の朝っぱらからあいつの不吉な電話で起こされる。



つぅかいつの間にか名前で呼んでるし…。

まったくもって馴れ馴れしい奴だ。



「何?」


俺はイラついた声で用件を聞き出す。
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