日暮れの緋色
 「おやおや、依頼を遂行しにきたのに歓迎されないとはね」



 ソレはニヤッと不気味に微笑んだ。



 「あなたは、どなたでしょう?」



 ミコトは普段と変わらぬテンションで人外生物に話しかける。



 「俺かぁ~?俺は悪魔だよ。せっかく殺してほしいって言うから来たのに抵抗するなよ。」



 悪魔はそういいながら再び魁に襲い掛かる。



 「くっ!」



 今度も魁は剣で悪魔の攻撃を受け止めたが、今度は悪魔はその剣にはじかれることなく、魁の顔にその顔を近づける。




 今までかいだこともないくらい不快な臭気が襲い掛かる。
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