闇に染まる魔女
愛に満ちた少女
少女はリリーに脅えることなく近付いた。
「貴方がリリー?」
「そうだけど?」
「リリーは悪魔なんて呼ばれてるけど、そんなことないわ!」
少女は話す。
「だってお姉さんを愛しているからそんなに悲しめるんだよ?」
少女はリリーの瞳を真っ直ぐ見て話す。
「愛の方向が間違っちゃっただけだよ。私が連れ戻してあげる。」
少女はリリーについてきて、家にも住み着いた。
その少女をリリーは姉と似ていると感じた。
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