Kyrie


「なに?エーメ」

余裕な顔をしながら、女性と同伴していた男性が窓口に紙を二枚置く。

「書きましたよ。通帳つくってください」


その行動に、そこにいた全員…開いた口が塞がらない…。



「何してんのよ!こっちが先でしょ!」

女性はそう言うと素早いテンポでカウンターに乗り上がり、あっけにとられている強盗犯の銃を奪う。

「?!」


「怖いよね?…銃を向けられるって…」


女性は微笑んで強盗犯に銃口を向けた。





「ごくろうさま」




…バンッッ…!







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