恋のどれい
食欲ないから、目玉焼きと牛乳と…。
病院にはだるくて行ってない。
マンション4階から下に降りて、それから戻って来るのはほんとうにしんどいと思う。
できあがった目玉焼きを皿に盛りつけ、毛布にくるまって食べる。
だってさむけするんだもん…。
ピンポーン。
早っ!もう来たの?
あたしはベッドにかけこむ。
寝たふり。
寝てたから気づかなかった、ってことで。
ピンポーンッ、ピンポーン。
うるさい…。
しかたなくあたしは玄関に向かう。