恋のどれい
前川くんがおもしろくて、あたしはそれで笑ってた。
「絶叫トクイなわけ…?」
前川くんはぐったり。
あたしはますます元気になった。
「次あれ乗ろー」
と、あたしは前川くんの腕を引いた。
前川くんに触れることも、あまり抵抗がなくなっている。
慣れって、こわい。
「また絶叫系…υ休憩にしようよ」
しょうがない、とあたしたちは席に座った。
ぐったりしている前川くんのためにあたしはジュースを持ってきてあげる。
「どーも」
あたしは前川くんの向かいの席に座った。