恋のどれい


前川くんがおもしろくて、あたしはそれで笑ってた。





「絶叫トクイなわけ…?」




前川くんはぐったり。


あたしはますます元気になった。




「次あれ乗ろー」


と、あたしは前川くんの腕を引いた。



前川くんに触れることも、あまり抵抗がなくなっている。




慣れって、こわい。





「また絶叫系…υ休憩にしようよ」





しょうがない、とあたしたちは席に座った。




ぐったりしている前川くんのためにあたしはジュースを持ってきてあげる。





「どーも」



あたしは前川くんの向かいの席に座った。



< 39 / 96 >

この作品をシェア

pagetop