びば★高校生活
あたし本当に翔くんのことが
好き━…?
「返事はあとでいい」
『翔くん?』
正直ほっとするあたし
「この見合いが終わったら聞かせて?」
『わかった…』
それまでにあたしは決断をしなきゃいけない
「とりあえず家に入るか」
『うん…』
中に入ったらあたしは恋人
「「「お帰りなさいませ、坊っちゃま」」」
「おう」
肩に手が置かれる
「悠也か」
「…ぁあ。見合いは意味ないぜ?親父」
くす
「それはどうかな」
まるで余裕があるかの様に笑った顔は自信に満ちていた
「奈津子、こい。着替えるぞ」
『あ、うん…』