びば★高校生活
そっ
あたしの手を握る
「大丈夫だから」
『翔くん…。うん!!ありがとう』
━━……
先に席に座って待つ
ドキン、ドキン
大丈夫かな?上手くいくかな?
しばらくすると
コンコン
「失礼しまーす」
明るくて大きな声と同時に凄く綺麗な人が入ってきた
ビクッ
「…………っ!!」
翔くんの体が揺れた
『どうかした?』
「……み」
え?
「…美波」
翔くんの知ってる人?
「ヤッホー、翔!!久しぶりだね。元気にしてた?」
トントンと話し始める彼女
『あ、の…』
「あ、ごめんごめん。自己紹介がまだだったね。あたし美波、木下美波(キノシタミナミ)」
「……………」
なにも喋らない翔くん
あたしには状況が把握出来てなかった