びば★高校生活
走ることよりも繋がれた手に意識がいってしまうあたし
もし、このドキドキがばれたらどうしよう…
バタン
「よし、この部屋でいいか」
そこは凄く広いピアノの部屋
いくつかの机や棚なども置いてある
『凄、い…』
「ここに隠れて見つかったことはない」
『じゃあ、安心だね?』
その言葉通り全然人が来る気配がなくて
-残り15分-
『あと半分かぁ…』
「余裕だろ」
『翔くんと美波はどうしてるかな?大丈夫かな?』
「さぁな」
『てかこの机の下狭いよ〜』
そう言って机から出ようとした時
バタンっ!!
『…………っ!!!!』
ドアが開いた