びば★高校生活
キーンコーンカーンコーン
休み時間までが凄く長く感じた
教室にいたくなくて席を立とうとした
「奈津」
びくっ
過剰に反応してしまう
『な、に…?』
「久しぶりに会うのに冷たいなぁ。ね、学校案内してよ」
そう言ってあたしの腕を掴もうとしたとき
『やっ……いやぁ…!!!』
春希の手を弾いてしまった
「…っ。奈津、わかってんの?」
はっ
『…ごめ…な…さ…』
声も体も震える
「おい」
「なに?」
「お前奈津子の知り合いだかなんだか知らねぇけど、俺の女に手出すな」
悠、也━…
優しい腕に包まれる
「俺の女、ねぇ…」
絶対…なにかよくないこと、考えてる
どくん…
怖い、よ…