びば★高校生活
『………ふ、ぇ…っ』
悠也の顔を見た途端に
涙がこぼれた
「な、奈津子?!お前どうしてここにっ…」
ドンッ
『……たかった…会いたかったよぉ…悠也ぁ』
「…俺も会いたかった」
やっぱりあたしは悠也の腕の中がいい
このドキドキ、そして安心感
『ごめんね、悠也。…ふっ…ごめんなさい!!』
「なぁ、奈津子」
『な……に?』
優しくて甘い声
「会えなかった間…奈津子はなに考えてた?」
そんなの決まってる
『悠也のこと…』
「俺は奈津子のこと」
『本当、に…?』
あたしのこと考えてくれてたの?
「ぁあ。なにしてるのかとか、俺は諦めるべきなのかとか」
悠也…
「でもさ、どんなに考えたって最後には奈津子の笑顔に戻るんだ、俺の大好きな」