Memories - 年の差恋愛 -
朝、目覚まし代わりの携帯電話アラームが鳴ったので携帯を手にする。

…あれ?音楽いつ代えたっけ??

いつもと違うアラーム音を疑問に思いながらも画面を見ると、着信していて。

「えっ」

そこには、飛田さんの名前が表示されていた。

「も、もしもし!?」

慌てて電話に出ると、少しだけ不機嫌そうな飛田さんの声。

『寝てた?』

「は、はい。って、え?」

今、何時!?

昨夜帰宅したのは12時を回っていたはず。

ふと時計を見ると、深夜2時を過ぎたところだった。

「ね、寝てました…」

目覚ましのアラームだと思ったのに、着信だったんだ…。

それくらいぐっすり眠っていたのか。

『…なかなかつながらないから、心配したんだぞ』
< 71 / 149 >

この作品をシェア

pagetop