僕の女王様
「おはようございます」
見開いた目を一瞬でいつもどおりに戻したのは、さすがだと言える。
僕への笑顔は『なんでこいつがここにいるのよ』と書かれている。
女王様は朝が弱い。
学校へ向かうにつれてボルテージを上げていくのが通常だ。
当然、そんな事実を知るのは僕だけで、勇人は知る由もない。
「今日もすがすがしい朝ですね」
勇人は快晴といった言葉がぴったりの空模様を指して言う。
「そうね」
きっと、『あなたに会わなければもっとすがすがしかったのに』と思っていることだろう。
見開いた目を一瞬でいつもどおりに戻したのは、さすがだと言える。
僕への笑顔は『なんでこいつがここにいるのよ』と書かれている。
女王様は朝が弱い。
学校へ向かうにつれてボルテージを上げていくのが通常だ。
当然、そんな事実を知るのは僕だけで、勇人は知る由もない。
「今日もすがすがしい朝ですね」
勇人は快晴といった言葉がぴったりの空模様を指して言う。
「そうね」
きっと、『あなたに会わなければもっとすがすがしかったのに』と思っていることだろう。