僕の女王様
「こちら、僕の友人で三崎勇人君」


仕方ないので助け船を出してやる。


勇人のためを思えばここで夢を壊してあげた方が彼のためだったかもしれない。


「あぁ、サッカー部の」


どうやらデータファイルのページが見つかったらしい。


誰しも、データを探すとき1つの情報より2つの情報のほうがより早く目的のデータを見つけられる。


「会長とご一緒できるなんで幸せです」


仕方なく車への乗車を許可して一緒に登校することとなった。


本来、車の中でもう一度寝るはずの女王様は当然機嫌が悪い。
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