僕の女王様
「まぁ、終わらないけど何とかなるだろ。もう飽きたし、明日やろうと思って」
自分も適当なところがある。
だからと言ってこういう発言を無視できるほど大人ではない。
「そう、じゃあ、先に帰って。後は、私がやっておくから」
有無を言わさず生徒会室から追い出すと、彼のやり残した仕事に取り掛かる。
「私たちは・・・?」
帰りたい。という意思がひしひしと伝わってくる。
下級生にそう質問されれば、「自分の仕事が終わったらね」と答える。
「会長、彼氏だからってひいきしないでください」
彼氏と断定されていることが腹立たしい。
「別に贔屓なんてしてないわ。彼がここにいてもプラスにならないと判断したから帰って貰っただけよ。でも、みんなには期待しているから帰っちゃダメよ」
ウィンクをすれば、女子生徒も含め頬を染める。
唯一、祐也だけが笑いをかみ殺す。
自分も適当なところがある。
だからと言ってこういう発言を無視できるほど大人ではない。
「そう、じゃあ、先に帰って。後は、私がやっておくから」
有無を言わさず生徒会室から追い出すと、彼のやり残した仕事に取り掛かる。
「私たちは・・・?」
帰りたい。という意思がひしひしと伝わってくる。
下級生にそう質問されれば、「自分の仕事が終わったらね」と答える。
「会長、彼氏だからってひいきしないでください」
彼氏と断定されていることが腹立たしい。
「別に贔屓なんてしてないわ。彼がここにいてもプラスにならないと判断したから帰って貰っただけよ。でも、みんなには期待しているから帰っちゃダメよ」
ウィンクをすれば、女子生徒も含め頬を染める。
唯一、祐也だけが笑いをかみ殺す。