続きの俺様!何様?執事サマ!?
――――
カーテンの隙間から細い光が覗く。
まるで壊れモノを触るかのように、私に触れる指。
だけど、恥ずかしくて口に手をあて声をおさえれば、すぐに手首は拘束される。
爽の時々歪む顔、たまに洩れる艶のある声、
髪の先から滴る汗さえも。
ぜんぶ、愛しくて。
ぜんぶ、キュンとする。
――ずっと一緒だよ?
飛びそうな意識の狭間、
私は心のなかで永遠を誓った。
だけど爽は優しい笑顔で
「約束な」
って、言ってくれた。
私は、それだけでとっても、
幸せでした――。