続きの俺様!何様?執事サマ!?
4.少しは仲良くしませんか。
――――――
「愛さんって車使わないんですねー」
「そうですねー」
「なんか怒ってません?」
「そうですねー」
あんなことされて怒ってなかったらすごいぞ、ある意味。
只今、放課後。
寮にもどる私の隣で歩くハエバル。
どうやら私の部屋までついてくる気らしい。
「ハエバル、こないで」
私が軽くにらみつけると、ぱちくりと目をまばたかせる。
「………なんでですか?」
私が何でですかだってば。
「あんた、部屋まで来る気でしょ」
「そりゃあもちろんペットですから。一緒に住みます」
居座る気!!?
「ちょっとハエバルいいかげんに………」
その行き過ぎたマイペースさに、文句をつけようとした瞬間。