Love more than the memory
その、足音の正体は。





綺麗な女の子だった。




その子は、となりにある青いベンチに座った。




学校でも行くんだろう。そのぐらいにしか思ってなかった。




10分後。電車が来た。





俺は、その電車に乗る。




彼女も乗るんだろうそう思っていた。




なんせ、この駅は1、2時間に1本しか電車が来ない。




でも。




彼女は、乗らなかった。





この時間に乗らなきゃ間に合わねぇだろうな……


そんぐらいしか思わなかった。


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