魔神戦記!
 
人は凶を見ることができないが、神を見ることはできる。

俺達が凶と戦うために国会議事堂に行けば、人間は『人外が国会議事堂を襲撃に来た』と思うだろう…

ウワサの外策隊も投入されるに違いない。


人間とは戦いたくないが…

それでも俺達は行かなくてはならない!


「これまでに無い、厳しい戦いになりますね…」

「人間を傷付けずに凶を倒すのは不可能だぜ?
何か策は無ェのかよ?」

「貴様ら、俺に妙案がある」


議事堂前…

そこへ向かう俺達の行く手を遮るように立ちはだかっていたのは、武装した団体…

恐らく、コイツらが外策隊なのだろう。

彼らの目に映るのは
水晶の剣士
漆黒の騎士
半神半馬の鬼
赤と緑の鎧の戦士…

そして銀色の悪魔…

人間が言う『人外』だ。


ガチャ!
ガチャ!
ガチャ!


外策隊が一斉に、俺達に向けて銃を構えた。

皆の身体に、赤いレーザーポインターの焦点が当てられる。

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