魔神戦記!
「なんとかするしか無い…!」
ズゥオオオオッ!
ありったけの加速力で、威渦鎚に迫ってみる!
『ノロ過ぎて話にならないね。
速さで勝負するなら、これぐらいの速度で動いてみなよ!』
シュ
奴は俺の渾身の踏み込み速度の攻撃をいとも簡単に避け、そのまま光速の動きで俺達を翻弄するように攻撃し始めた!
それはまるで、剃刀の嵐の中に立たされているような猛攻だった…
ジュバ!
ザヂュ!
ビャス!
キュガ!
………
体中に雷撃の連続攻撃を受け、俺達は空中に浮かんでいるのが精一杯…というほどの状態となってしまった…
「く…ぅ…
奴の動きに着いて行けない…」
「このままでは我々…
やられるぞ…」
(ウノサス、リ・シュウ…
俺に策があります。
しかし…
イチかバチかの賭けになりますが、それでもやってみますか?)
…俺の頭に届いたテレパシー、それは冷静沈着なディノウンらしかぬ言葉だった。