魔神戦記!
超神化………
俺が、魔神の力がパワーアップ…いや、本来の力を取り戻すのか!
(俺が名を返せば、次からはお前の意思で超神化が可能になる。
だが気をつけろ。
強過ぎる力は両刃の剣だ。
使い所を間違えるなよ)
神帝の言葉が、俺の意識に重くのしかかる。
凶との戦いを率直に受け入れ、今まで特に疑念を持たずに魔神ウノサスとして戦って来たが…
強大な力を持つ『神としての責任』というものの重さが、神帝の言葉からひしひしと伝わってくるようだった。
この戦い…
俺は負けられないんだ!
(覚悟はできたか?
ファビスの心臓を抑えているラシスに悪いからな、そろそろやるぞ)
『神帝の名の元に…
今、汝に真の名を返す!
汝の名は…
爆魔神天
(ばくましんてん)、
ヴィロ・ウノサス!』
爆魔神天…
ヴィロ・ウノサス!!
それが俺の本当の名!
突風が渦を巻き、砂塵を舞い上げる。
そして集められた砂塵が、何かの形を作り始めた!
『これ…は?』
突然の異変に、シントは不安の色をを隠せない様子だ。