魔神戦記!
「ウノサス!
やっと見つけました!」
ディノウンが俺を見つけ、駆け寄って来る。
そしていきなり、
ボグオッ!
俺の横っ面を殴りつけた…
「この戦いは、君一人の私怨の戦いではありません!
俺達全員の戦いです。
それが理解できないのなら、俺達は敗れ去るでしょう…
俺達全員で戦うのです!」
…そうだ。
ディノウンの言う通り、この戦いは俺だけの戦いじゃ無いんだ…
これは「神」である、俺達全員の「使命」…
「すまない、ディノウン…
目が覚めたよ。
ありがとう…」
「いえ。
友として当然の行いですよ」
俺が魔神として覚醒した時から、俺をサポートしてくれた知勇を兼ね備えた優しき友、妖神ディノウン。
「ほおぉ…
コイツが凶の親分か。
へへっ、腕が鳴るぜ!」
ボキボキと指を鳴らしながら現れたのは、荒っぽい性格だが仲間のために自分を犠牲にすることも厭わない男気を持つ豪快な友、鬼神ルシヴァナ。
「この戦い…
俺達は大勢の者の命運を背負っている。
ならば全力を持って、敵を打ち破るのみ!」
最初は俺に襲い掛かって来たが、それは俺の可能性を引き出すためだった…
厳しさを持つ誇り高き友、獄神リ・シュウ。