魔神戦記!
(?)
メモを開けてみる。
『私を覚えてないでしょ?
ディノウンのフィアンセ、蜂の力を持つ妖精騎士ファルキュリアよ!
神界から初めて解放界に来たけど…
私、この世界が気に入っちゃった!
しばらく人間に混ざって生活するからヨロシクね!
今日からウノサスの学校で学園生活……
楽しみだなぁ!
じゃあね。
ま・た・あ・と・で!』
(あ!!
彼女がディノウンの言っていた『助っ人』か!?)
メモは、俺が読み終えると勝手に消滅した。
(それにしても………
あの子、本当に解放界に来るの初めてか?)
それとも妖精ってのは同調性や順応性が、恐ろしく高いのかも。
いや、多分…
単純に性格だろうな。
しかしディノウンはフィアンセが居るなんて一言も言わなかったし、フィアンセを助っ人として送るとも言って無かったな。
何にせよ、助っ人が居ることは頼もしい限りだ。
強気になった俺は、空の凶の字を睨んだ。
(掛かって来いよ、凶!!)