魔神戦記!
ギュリギュリギュリギュリイイイイイイイイィィインンンッッ!!!
砕鋼峰は俺の叫びに呼応するように、天をも割らんばかりの超ド級の爆音を轟かせる!
その凄まじい轟音に、蜂姫は耳を塞いだ。
「ちょっとウノサス!
やり過ぎよぉっ!」
ディノウンは蜂姫の肩を抱き寄せ、マントで覆った。
「ファルキュリア、
これで大丈夫ですよ。
ウノサス…
君の出した答え、見届けさせてもらいます!」
「ぅおおおおおおおっ!!!」
俺は一切迷わずに、透徹では無く殺封刑に向けて砕鋼峰を振り下ろした!
バキイイィィン!
殺封刑は叩き折られ、衝撃で刃はガラスのように砕け散った…
しかし砕ける寸前、舞炎が殺封刑から飛び出した!
しぶとい奴め。
「な、何だト!?
凶の主の呪いガ…
殺封刑が砕かれるナド…
こんナ…こんなコト…
グギャッ!」
ズビュシュ!
舞炎の言葉を遮ったのは…
透徹の大剣、純幽晶だ!
ジャバラのように分断されて伸びた刃が、舞炎を刺し貫いていた…
「少し黙れ、消し炭」