執事と私
プロローグ
「お嬢さま、起きてください」



私は毎朝この声に起こされる。



「アキ…あと5分」



私はそう言ってだだをこねる。



「だめです。遅刻してしまいますよ」



あきれたようにアキは私に言う。



これがここの日常の風景。
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