現代戦国時代
「くそっ!!」
 
俺は思い切り踏み込み、突きを放つ。
 
カンッ!!
 
何かに弾かれるような手応え。
 
槍はやはり、風神の横を擦り抜ける。
 
「貴様に風は見えまい。私が操る風はな!!」
 
ヒュンッ!!
 
空を切り裂く音――
 
俺は咄嗟に左に飛んだ。
 
ズバッ!!
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