現代戦国時代
今度は右腕が切り裂かれた。
 
風――
 
風神――
 
カマイタチでも起こしているのか……
 
それとも魔法みたいな力で風を操っているのか……
 
それすら分からなかった。 

「幸村!!大丈夫か!?」 

「慶次……大久保さんを殺させるわけには行かないぞ!」
 
俺は槍を地面に突き、ゆっくり立ち上がった。
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