現代戦国時代
二刀流――
 
しかも、左手の刀は透明な刃をしている。
 
風神が握っているのは柄だけだ。
 
「見破ったのは誉めてやろう。ただ、分かったからなんだと言うんだ?」
 
「うんにゃ、興味があっただけさ」
 
慶次の適当な発言に、俺はがっくりと肩を落とした。
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