現代戦国時代
風神は苦痛の表情を浮かべながら槍を引っ込抜いた。
 
凄まじい出血をしながらも風神は急に俺達から視線を離した。
 
視線の先には、大久保。
 
「慶次!!」
 
「おう、任せろ!!」
 
風神は大久保を狙うつもりだ。
 
それを阻止するために慶次が風神に向かっていく。
 
俺は傷を負わされた足がもう動きそうにない。
 
あとは、慶次に託すしかない。
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