現代戦国時代
風神はしばらく望月と見合っていたが、徐々に後ずさっていく。
 
望月の言っていることが、嘘ではないという何よりの証拠だ。
 
「さぁ……さっさと消え失せたらどうですか?」
 
「ふふふ……覚えていろ!!この無礼は必ず忘れないぞ!」
 
風神は身をひるがえし、屋敷の屋根をつたって、いずこへと逃げ去っていった。
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