現代戦国時代
「旦那さま、お帰りなさいませ」
 
源内の店に着くと、代わりに店の番をしていた下働きのゲームキャラクターが声をかけてきた。
 
低姿勢のいかにも人のよさそうな男だ。
 
「おう。俺は上に行くから店は頼むぞ」
 
「分かりました。ごゆっくりどうぞ」
 
軽く礼をして、俺は源内につづいて階段をあがっていく。
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