現代戦国時代
「おーい!!幸村、隆盛!」
 
源内の声だ。
 
俺と隆盛は、キョロキョロ辺りを見回す。
 
すると、遠くから馬車がやってきているのが見えた。 

「まさか……あれか?」
 
「まさかのあれだよ。お二人さん?」
 
馬車のドアから顔を出しているのは源内。
 
迎えにしては、かなり仰々しい登場だ。
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