現代戦国時代
「死にゆく者達だ……名ぐらいは教えてやろう。我が名は雷神。さぁ……かかってくるがいい」
 
雷神は右肩に斧を担ぎ、腰を低くして、左手で手招きしている。
 
俺と慶次も武器を構えた。 

一陣の風が通りを吹き抜ける。
 
時代劇でよくありそうな決闘の風景が今、繰り広げられているのだ。
< 397 / 773 >

この作品をシェア

pagetop