現代戦国時代
職――
 
ロールプレイングゲームによくある設定だろう。
 
「職か……働かなきゃいけないのか?」
 
「ほほっ……隆盛、あんま気負うなよ。本当の職じゃないさ!詳しい説明は街についてからするよ」
 
どうやら、俺達は街に向かっているらしい。
 
馬車は緑におおわれた農村の畦道を走り続け、俺はだんだんと景色が変わっていくのを馬車の窓ごしに見ていた。
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