現代戦国時代
「そこまでだ」
 
そこに、ようやくアイツが現われた。
 
深緑の忍装束。
 
望月六郎だ――
 
望月六郎は例によって、民家の屋根上からこちらを見下ろしている。
 
「現われたな……望月六郎!」
 
敵意は完全に望月六郎に向けられている。
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