現代戦国時代
雷神は斧を地面に下ろす。 

ズドン……
 
重たい音を残し、斧は地面に埋まった。
 
徒手空拳になった雷神は、拳を突き出し、腰を低く構える。
 
対峙する二人を見て、俺は息を呑んだ。
 
先ほどまでの雷神が本気ではなかったことがよくわかる。
 
慶次は、倒れる俺に駆け寄ってきた。
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