現代戦国時代
「かぁっ!!」
 
雷神の拳が望月の体にめりこむ。
 
ように見えた瞬間、望月は雷神の腕を取り、自分の背後に投げ飛ばした。
 
ゴロゴロと転がり、雷神は先ほどの俺のように地面に倒れ伏す。
 
「剛には柔を……さぁ、さっさと立ち上がれ。まだ、やる気なんだろ?」
 
望月の口調が変わった。
 
戦いの高揚感がそうさせているのかもしれない。
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