現代戦国時代
望月は雷神が突き出した拳に足で立っていた。
 
「剛には柔だ。雷神よ」
 
クナイを片手に望月は雷神の首の辺りを切り裂く。
 
ブシュゥゥッ……
 
真っ黒な血を噴水のように首から吹き出しながら、雷神は大の字で倒れた。
 
「ふう……話を聞くのを忘れてしまったな」
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