現代戦国時代
源内の一言が俺の心をとらえた。
 
「行くしかねえな?幸村」 

「慶次……」
 
俺は、目を閉じて、天を仰いだ。
 
現代戦国時代を始めて、たくさんのことがあった。
 
覇王を名乗る闇……
 
顔も知らないはずながら、仲間となった慶次に孫市。 

今こそ闇を晴らす時だ。
 
俺は目を力強く開き、仲間の顔を見回した。
 
「行くか」
< 464 / 773 >

この作品をシェア

pagetop