現代戦国時代
「幸村は、俺が合図をしたら槍を構えてくれ。俺がさっき奴に攻撃したところに、渾身の突きで奴の鎧を破るんだ」 
 

「合図って……そんな簡単に奴が突きを入れさせるわけないだろ?」
 
無謀な挑戦だった。
 
しかし、慶次の表情にくもりはない。
 
何か考えがあるようだ。
 
阿修羅はもう間合いに入ろうとしている。
< 506 / 773 >

この作品をシェア

pagetop