現代戦国時代
阿修羅は、無防備な状態になっていた。
 
渾身の一撃……
 
そして、長い刀が仇となった。
 
ガシッ!!
 
慶次は片手ながら、力一杯阿修羅を押さえにかかる。 

捨て身――
 
全てはこの俺の槍にかかっているんだ。
 
慶次を無駄死にさせるわけにはいかない。
 
俺は落ち着きを取り戻すため、ゆっくり深呼吸をした。
< 511 / 773 >

この作品をシェア

pagetop