現代戦国時代
「息のあった連携ですね……」
 
その人影に向けた槍は、なぜか階段の手摺りを直撃していた。
 
源内の投げたクナイも、階段の一段目に突き刺さったままだ。
 
「二人とも、奴は上だ!!」
 
孫市は離れた位置からだったので、全てを見ていた。 

人影は俺の遥か頭上にあった。
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