現代戦国時代
「ふん!!」
 
望月は指の間にクナイを挟み、一気に投げ付けた。
 
カッ……
 
白虎は身をひるがえして、それを全てかわす。
 
クナイは悲しくも、背後の壁に突き刺さるだけであった。
 
「素早さもすげえみたいだな?」
 
「何!?」
 
俺は一瞬の隙を突いて、白虎の背後を取った。
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