現代戦国時代
腹からの出血を見る限り、そんなに深手ではない。
 
まだ戦える。
 
活路を見つけるんだ。
 
「うぉぉぉっ!!」
 
俺は自然と叫び声をあげていた。
 
俺の内なる恐怖を打ち払うようにして――
 
「馬鹿め!!私の鎧にそんな一撃が……」
 
「食らうとは思ってないさ!!」
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