現代戦国時代
望月は右足を押さえ、うずくまっている。
 
当たったのは、ちょうど膝の辺りだった。
 
おそらく、もう立ち上がることもできないだろう。
 
「さてさて……後は君だけだ。果たして、一人で勝てるかな?」
 
白虎は再び分銅を引き戻し、振り回しはじめる。
< 607 / 773 >

この作品をシェア

pagetop