現代戦国時代
俺はクナイを片手に、覇王の首筋を狙った。
 
ヒュバッ!!
 
辛うじて皮一枚――
 
「君の動きが見えないとでも思ってたのかな?」
 
「ちっ!!」
 
俺はすぐさまバク転で身をひるがえし、反撃に備える。
 
しかし、覇王は余裕の笑みで、立ち尽くしているだけだった。
 
「力の差は歴然……どうして、君たちは逆らうんだい?どうだい、少し話をしようじゃないか?」
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