現代戦国時代
城を出ると、俺はとある変異に気が付いた。
 
「なんだ?この空は?」
 
虹色というか、さまざまな色が混ざり合い、不気味な色になっている。
 
こんなのが現実世界であったら、まさしく、世界の破滅を予感させるものであろう。
 
「急いで、お兄ちゃん達。もう時間が無いんだ。僕にも……」
 
「由馬くん?」
 
由馬の足はうっすらと透けて、地面が見えている。
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