現代戦国時代
中からは、奇声やら怒声やらが聞こえてくる。
 
剣道の試合なんかよりも、ずっと恐ろしそうだ。
 
「ふぅ……でも、行くしかないんだよな?」
 
「幸村、おいてくぞ」
 
隆盛はさっさと門の戸を開き、中に入っていく。
 
「ちょ……待てよ!?」
 
俺もすぐに追い掛けるようにして中に入った。
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